歯が原因で命に関わる病気に?
こんにちは🎏
ルートル歯科クリニックです。
ブログをご覧いただきありがとうございます😊
歯の病気が直接命に関わる事態に発展するとは、なかなか考えにくいですよね。
しかし、歯の病気は重症感染症や循環器、消化器、呼吸器の疾患などに進み、全身に影響してくる可能性があります。
みなさんは歯の病気といえば、何を思い浮かべますか?
代表的なもので言うと、虫歯、歯周病が挙げられます。
これから実際に虫歯を放置していた方のケースをご紹介します。
初めは虫歯による痛みがありましたが、次第になくなったため歯科を受診しなかったそうです。
その後、突然倒れて病院に搬送されました。
原因は脳にできた膿でした。検査の結果、歯の根の細菌が血液を介して脳に飛んだことがわかりました。
◎虫歯→がん
虫歯で歯が欠けた状態のまま放置していると、口腔粘膜を慢性的に傷つけ、癌が発生してしまうこともあります。
次に、歯周病から全身の病気につながる事例をご紹介します。
歯周病とは、不十分な口腔ケアにより残存した歯垢によって引き起こされます。
歯垢は菌の塊です。歯垢が歯肉に残っていると、体は歯周組織を介した体内への菌の侵入を防ぐために24時間戦います。
歯垢の量が多く十分に除去できていないと、どんどん歯肉の奥へと菌が潜り込んで歯周組織を破壊してしまいます。その結果、歯茎の炎症が治らず赤くなった状態が続いたり、歯を支えている骨が溶けて歯がぐらついたり、膿が出続けたりします。炎症によって出てくる毒素が歯肉から入り全身に影響し、さまざまな病気の引き金や、悪化の原因になります。
◎歯周病→心筋梗塞・狭心症
心臓の筋肉を動かす血管が狭くなったり塞がったりして、十分な血液を筋肉に提供できなくなり、心筋梗塞や狭心症を発症します。
食生活の乱れや運動不足、過度なストレスなどを抱える生活習慣によって引き起こされるとされています。歯とは全く関係ないように思えますが、歯周病菌による影響があることがわかってきました。
歯周病が進行して歯周病菌が増えると、菌の毒素が動脈硬化を誘導し、血管内にプラークができ、血管が細くなってしまいます。細くなった血管の血流が悪くなって詰まったり、プラークが剥がれて血の塊と一緒になって他の血管を詰まらせたりします。
◎歯周病→脳梗塞
歯周病になると、脳の血管も同様に詰まりやすくなります。歯周病ではない人の約3倍、脳梗塞になりやすいと言われています。
◎歯周病→糖尿病
糖尿病と歯周病は非常に密接な関係にあると言われています。歯周病菌の毒素の影響の一つとして、血管内の糖の取り込みを邪魔する作用がわかっています。
これにより血液内の糖が増え、糖尿病をさらに悪くしてしまいます。また、糖尿病があると菌に対する抵抗力や組織修復力の低下が起こり、歯周病も悪化してしまいます。
逆に、糖尿病であっても歯周病の治療やメンテナンスを欠かさずしていれば、どちらの病気も改善する見込みがあると言えるでしょう。
🌟歯は体の一部
歯と全身の病気にあまり関連性がなさそうなイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、歯は体の一部であることに変わりありません。ここに挙げたことが全てではありませんが、致命的な疾患につながることもご理解いただけたのではないでしょうか。
痛くないからといって虫歯や歯周病を放置せず、歯科医院で治療と適切な口腔ケアの指導、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。